事務所ブログ

2014年2月20日 木曜日

弁護士の日常

 弁護士は裁判所等に行く以外は事務所にこもって法律書を読んで一日を過ごしているという印象を抱いている方がおられるかもしれません。
 しかし,実際はそうではありません。弁護士は大変外出することが多い職業だと思います。
 たとえば,交通事故の案件では事故現場に赴くことがありますし,不動産に関する案件でも現場に赴くことがあります。
   意外と思われるかもしれませんが,裁判を起こしたときに,被告となる方の所在が分からないような場合にも,調査のため現場に赴くことがあります。
    「百聞は一見にしかず」とはまさにそのとおりであると実感することが多いので,私などは交通事故,不動産に関する案件等に限らず,極力自分の眼で現場を見ることを心がけています。
   また,案件とは別に,困っている方に会い,その声を直接聞くことで,それまで自分が抱いていた印象ががらっと変わることもあります。
   私は微力ながら福島の原子力損害賠償に関する案件に携わっており,出張法律相談という形で福島の仮設住宅に伺うことがあります。
   そこで実際の被災者の方の声を聞いたり,現場を見たりする前と後では,案件に取り組む姿勢や意識は間違いなく変わります。
   仮設住宅に伺って印象に残ったものは,ある高齢の被災者が住む仮設住宅の中に山積みとなった東京電力の請求書です。
   東京電力は被災者の方に対する賠償金の支払を迅速かつ画一的に「処理」するため,膨大な量の書類を被災者の方に送付しています。
  そのようなやり方の是非はさておき,仮設住宅に住む情報の乏しいお年寄りが,それら膨大な書類を読み込んで理解し,適正な賠償を得ることは大変難しいと思います。
  山積みになった請求書を前に途方にくれているご相談者を見ると大変心が痛みました。
  弁護士は書面作成に追われがちですが,今後とも視野を広げ,フットワークよく様々なことを吸収していきたいと思っています。
   
  弁護士 小 川 武 士


投稿者 大宮桜木町法律事務所

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