事務所ブログ

2014年5月 2日 金曜日

転勤命令(配転命令)は有効か

会社は従業員に対して無制限に転勤を命じられるでしょうか。
逆に、従業員は会社から転勤するよう言われたら必ず従わなければいけないのでしょうか。

答えは、使用者の従業員に対する転勤命令(配転命令)は無制限に許されるわけではなく、権利濫用による一定の制約があるとされています。

昭和61年に出た最高裁判所の判決では、
転勤命令について①業務上の必要性が存しない場合、または、業務上の必要性があっても、②転勤命令が他の不当な動機・目的をもってされたこと、③もしくは労働者に通常甘受すべき程度を著しく超える不利益を負わせるものであるとき、などといった基準で、転勤命令が権利濫用で無効になるかどうかを判断しました。

これを踏まえて、配転命令の有効無効について、具体的な裁判例は多数ありますので、事案に即して、配転命令の有効無効を判断していく必要があります。

転勤命令(配転命令)の問題は、企業側でも労働者側でも、大切な問題です。
もし疑問点や迷われる点などがありましたら、ご相談ください。

弁護士 山下紘司

投稿者 大宮桜木町法律事務所

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