事務所ブログ

2014年5月18日 日曜日

遺産から生じた賃料収入と遺産分割

被相続人が賃貸物件(アパートやビルなど)を所有していた場合、死亡後も賃料収入が発生することになりますが、これも当然に遺産となるのでしょうか。

この点、最高裁の判例は、相続開始後に遺産から生じた果実及び収益(賃料収入などです。)は、相続財産を構成しない(遺産分割の対象ではない)としています。

したがって、原則として、相続開始後に生じた賃料収入の分配が争われた場合は、民事訴訟によって解決すべきことになります。

しかし、遺産分割調停において、相続人間で、遺産分割手続きの中で清算するという合意形成ができれば、当該遺産分割調停の中で協議することが可能となります。

賃料収入の清算を求める側は、調停の早い時期に、遺産分割調停の中で賃料収入を含めた遺産分割協議を行うことの合意形成をとるべきとなります。

というのも、賃料収入以外の遺産分割協議がまとまりつつある中で、新たな争点を出してしまうと、協議そのものがまとまらなくなるおそれがあるからです。

遺産分割に付随する問題は大宮桜木町法律事務所にご相談下さい。

弁護士小川武士


投稿者 大宮桜木町法律事務所

カレンダー

2021年6月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30