事務所ブログ

2014年6月 2日 月曜日

過失割合に大きな争いのある交通事故と訴訟手続

交通事故で、事故態様の主張に争いがあり、歩み寄れるようなレベルの食い違いではない場合、その解決は訴訟で図ることになります。

訴訟手続

訴訟では、お互いに主張書面という書面を出して主張を行うとともに、書証を提出していきます。
特に尋問前など、訴訟のどこかの段階で、和解協議の席が持たれることがあります。
そこで和解が成立すれば、事件終了です。

尋問手続

和解が成立しませんと、最終的には尋問手続に入ります。
尋問手続では、(各当事者に代理人弁護士が付いている例では)、事故の目撃者などの証人尋問や、原告や被告の本人尋問が行われます。
尋問では、証言者が自由に話をするのではなく、質問者の質問に1つ1つ答えていくような1問1答形式をとります。
ご自身の代理人弁護士からの主尋問だけでなく、相手側の代理人弁護士からの反対尋問や、場合により裁判所からも質問を受けます。
裁判所は、これまでに提出された主張・証拠や、その尋問結果も踏まえて、心証を抱くことになります。

尋問後

尋問後に和解協議が持たれることがあります。そこで協議が調えば和解成立で事件終了となります。
そこでも和解協議が調いませんと、いよいよ第一審裁判所の判決が下されます。

控訴

判決に不服のある当事者は控訴をすることができます。
控訴があると、今度は上級審の裁判所で審理がなされることになります。

控訴審(上級審)

上級審の裁判所では追加の主張立証なども行いますが、和解協議の機会がもたれることが多いと思います。
和解が整えば事件終了ですが、整いませんと控訴審が判決を言い渡します。

なお、ここでは交通事故を例にお話をしましたが、他の通常の一般民事事件でも、尋問に至る場合には同じような流れをとります。

弁護士 山下紘司

投稿者 大宮桜木町法律事務所

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