事務所ブログ

2014年6月16日 月曜日

弁護士と口座

 弁護士は、通常、ご依頼者等から報酬等を送金いただく報酬金口座と、お金を預かる預かり金口座を保有しております。
 
 この二つの口座は厳格に区別して使用されます。したがって、報酬金等を預かり金口座に送金していただくことはありませんし、逆に、預かり金を報酬金口座に送金いただくこともありません。

 預かり金口座は、たとえば、請求側の事件の場合では、和解金等の支払先口座として指定されることが多いです。
 これは代理人が直接入金を確認できる点と、事件解決時に弁護士報酬をご精算の上、残額をお返しすることが合理的な場合があるからです。

 一方、請求されている事件の場合でも、相手方(相手方代理人)に支払う金員をご依頼者等から一度預かり金口座へ送金していただき、代理人経由で支払うことがあります。

 代理人としても、ご依頼者等から支払いがあると思って和解し、その後に何らかの事情で全く支払いがないというトラブルが生じないよう、通常、和解金として和解締結の前にお預かりすることが多いです。

 ご依頼者等からお金をお預かりする場合、その金額は数千円程度の金額から、多額の金額まで様々です。
 大きな金額を現金でご持参いただいてお預かりすることは極めてまれですが(紛失盗難の危険があります。)、小さいお金を現金でお預かりする場合でも、預かり金口座に入れ、お金の流れを明確にすることが必要となります。

 その他、破産管財事件などでは、管財人口座等、新たに口座を作成することもあります。遺産分割事件でも、遺産分割協議、調停が成立するまでお金の出入りが多い場合には(たとえば賃料収入、税金、水道光熱費など)、相続人の皆様の了承を得た上で、代理人口座を作成し、そこで、お金を管理することもあります。

弁護士小川武士


投稿者 大宮桜木町法律事務所

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