事務所ブログ

2014年10月27日 月曜日

刑事事件5 刑事事件に対するイメージ

 刑事事件は、どちらの立場から事件を見るかによって全く異なったイメージを持ちやすいものです。
 ひとつは、悪いことをした人が裁かれるというものです。
 警察を取り上げたテレビ番組などを観ていると、取り上げられる「犯人」の態度などに怒りを覚えることもあるでしょう。
 こうした見方をすると、「犯人」を厳しく罰するべきだと思い、被疑者、被告人の権利保護についての決まりをおかしいと感じるかもしれません。
 しかし、「犯人」は無実かもしれません。
 自分が突然身に覚えのないことで逮捕されたら、と考えると分かりやすいと思います。
 実際にそうした立場になってみないと想像するのは難しいかもしれませんが、こうした立場からすると、現在の制度、運用は被疑者、被告人の権利を十分に守れているものとは到底言えません。
 立場としてはそれぞれあり得るわけですが、刑事事件の大原則として「無罪推定」というものがあります。
 有罪とされない限りは無罪と推定されるというものです。この原則からすると、後者の見方が基本であり、本来は、制度や運用もそれを踏まえたものでなければなりません。

 弁護士 松島俊行

投稿者 大宮桜木町法律事務所

カレンダー

2021年6月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30