2014年12月19日 金曜日

境界の争い2

境界の争い2

 境界が争われる場合、当事者間で話し合い解決をすることはできず、①法務局の筆界特定制度を利用するか、②境界確定の訴えによることが必要となる点を前回説明しました。

 それではいずれの手続をとるべきでしょうか。

 一概には言えませんが、以下のようなメリットから、筆界特定制度を先に申し立てることが多いように思われます。

・ 申立費用が訴訟より低廉ですむこと

・ 訴訟よりも短期間に筆界特定の結論がでること

・ 土地家屋調査士等の専門家が筆界特定の判断に加わること

・ 弁護士に依頼しないでも利用が可能なこと

 もっとも、筆界特定制度は裁判ではなく、筆界特定の結果によって法的に筆界が確定するわけではありません。
 
 逆にいうと、筆界特定の結果が裁判によって覆る可能性があり、いずれにしても裁判の場で決着を図ることになる
ケースもあるところです。

弁護士小川武士


投稿者 大宮桜木町法律事務所