事務所ブログ

2014年12月30日 火曜日

刑事事件14 被害弁償と示談

 例えば、人を殴ってけがをさせてしまったためにその賠償をするとします。
 被害者へのお金の支払い方は、法律的には2通りあります。
 ひとつが「被害弁償」、もうひとつが「示談」です。
 このふたつの違いは「清算条項」の有無です。
 清算条項とは、一切を清算済みとして、お互いに相手に対して権利義務が何も残っていないことを確認するものです。
 被害弁償は清算条項のないものを指します。例えば被害額が100万円はあるような場合に、50万円のみを支払い、50万円を超える部分については被害者に権利が残るような場合です。
 示談には清算条項があるため、一度示談が成立すると、被害者は、後になって示談内容を不満に思っても追加で請求することはできません。
 自分が被害者になってしまったときには、不十分な賠償しか受けられなくなることがないように、この被害弁償と示談の違いに気をつけておく必要があります。

 弁護士 松島俊行

投稿者 大宮桜木町法律事務所

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