事務所ブログ

2015年1月13日 火曜日

地代等の増額、減額の争い6

地代増額請求権は、一方的意思表示によって権利を実現する形成権となります。

そして、借り手が貸し手の増額を争う場合、最終的には裁判で結論を出すことになります。

しかし、地代そのものは、増額が相当か如何を問わず、結論が出るまで毎月発生するものとなります。

それでは、増額を請求された借り手は、いくらを支払えばいいのでしょうか。

この点について、借地借家法は以下のような調整規定を置いています。

「(増額の)請求を受けた者は、増額を正当とする裁判が確定するまでは、相当と認める額の地代等を支払うことをもって足りる。」

「ただし、その裁判が確定した場合において、既に支払った額に不足があるときは、その不足額に年1割の割合による支払期後の利息を付してこれを支払わなければならない。」(借地借家法11条2項)

つまり、増額請求を受けた借り手としては、暫定的にこれまでどおりの地代を支払えば足ります。
貸し手が受け取らない場合には「供託手続」をとることになります。

大宮桜木町法律事務所 弁護士小川武士
電話 048-783-3523 メール info@os-law.jp


投稿者 大宮桜木町法律事務所

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