事務所ブログ

2015年2月20日 金曜日

少年事件1 刑事事件と少年事件

 未成年の子どもが罪となることなどをしてしまったとして受ける一連の手続きを少年事件と呼びます。
 簡単に言うと、刑事事件の未成年者版が少年事件です(刑事事件についてはこちらを参考にしてください)。
 なお、その子どもが女の子であっても少年事件です。少女事件とは呼びません。

 少年事件は、当然ですが様々な点で刑事事件とは異なります。
 例えば、少年事件では刑罰は科しません。
 少年院に送致されるといったことはありますが、実質的にはともかく、法律的には、それらは保護処分と呼ばれ、刑罰とは区別されます。
 ほかにも例えば、年齢による区分があります。未成年の中でも14歳以上か、14歳未満かによって取り扱いが異なります。
 14歳以上で罪を犯したとされる子どもは犯罪少年と呼ばれますが、14歳未満だと触法少年と呼ばれます。
 これは、刑法41条において、「十四歳に満たない者の行為は、罰しない。」と定められているためです。
 さらに、ぐ犯少年という区分があります。これは刑事事件ではあり得ない区分です。
 というのも、ぐ犯少年とは、将来罪を犯すおそれのある少年などのことですが、裏を返せば、実際には罪を犯していないということです。にもかかわらず、少年審判を受け、保護処分を受けることが理論的にはあり得るわけです。

 少年事件は、大人と違った手続きの特殊性があり、また、子どもと長期間向き合う必要のある事件の類型ですので弁護士の中でも取り扱わない人も多い分野と言えます。

 弁護士 松島俊行

投稿者 大宮桜木町法律事務所

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