事務所ブログ

2015年2月25日 水曜日

少年事件6 少年審判

 刑事事件の裁判にあたるものが、少年事件では少年審判と呼ばれるものです。
 裁判と違って非公開ですので 傍聴することはできません。
 少年とその保護者の他は少年の通う学校の先生などが出席することがある程度です。
 裁判と違い、検察官も原則として関与することはありません。
 逆に裁判にはいませんが、少年審判には出席するのが裁判所の調査官です(出席しないこともあります)。
 裁判では、検察官と弁護人が主に動いて、裁判官は司会進行役といった印象ですが、少年審判では検察官がいませんので裁判官自身が主体的に審判を進めます。
 審判にかけられている事実(非行事実)について認めている場合、1時間弱程度の所用時間です。

 少年審判では、ほとんどの場合、事件に関する審理に引き続いてすぐに裁判官から結論が言い渡されます。
 これは、付添人としては少年審判が始まるまでの活動が重要ということを意味します。
 というのも、裁判官は、数十分の少年審判の間に、事件について把握して結論を決めているわけではありません。
 事前に事件の資料を読み、調査官との打ち合わせなどによって少年審判が始まる前に結論が決まってしまっていることが多いのです。
 この点は、裁判で証拠が取り調べられるまで起訴状しか見ることのできない刑事事件の裁判官とは全く異なります。

 弁護士 松島俊行

投稿者 大宮桜木町法律事務所

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