事務所ブログ

2015年2月27日 金曜日

自転車事故3 自動車事故との違い 過失割合のよりどころ

 交通事故では,加害者のみに責任がある場合もあれば,被害者にも落ち度が認められる場合もあります。被害者に落ち度が認められる場合は,被害者の不注意(=過失)として損害額が減額されることになります。これを過失相殺といい,その割合を過失割合といいます。

 自動車の交通事故では,これまで積み重ねられてきた裁判例等をもとに,過失割合が定型化・基準化されています。
 具体的には,別冊判例タイムズ38「民事交通訴訟における過失割率の認定基準」が事故態様に応じて過失割合を基準化・定型化しております。

 一方,自転車事故の場合には,自動車のような基準はありません。裁判例や,他の文献から過失割合を決定していくことになります。

 もっとも,自転車事故でも,全くよりどころがないわけではありません。

 文献として,「自転車事故過失相殺の分析」は豊富な裁判例が提示され参考になります。

 また,「交通事故損害賠償実務の未来」では,歩行者と自転車との事故の過失相殺割合について裁判官の考え方が公表されております。

 さらに,自転車同士の事故については,公益財団法人日弁連交通事故相談センター東京の「試案」が公表されております。
 
 大宮桜木町法律事務所では,自転車事故の過失割合について相談された場合,事故態様に応じ,上記文献等を検討し,適正な過失割合をご提案しております。

大宮桜木町法律事務所 弁護士小川武士
電話 048-783-3523
メール info@os-law.jp


投稿者 大宮桜木町法律事務所

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