事務所ブログ

2015年3月 9日 月曜日

ペットのトラブル3 加害行為と過失の判断

 たとえば,大型犬を公園(ドッグラン以外)でリードにつなぐことなく散歩させた結果,大型犬が子供に噛みついた場合,飼い主が免責されることはほぼないといってよいでしょう。

 その他事例として以下のようなケースがあります。

 営業マンが営業目的で見知らぬ一軒家を訪問した際,庭の中でリードにつながれていた犬に噛まれた場合

 上記の場合で,その犬が以前も同じような事故を起こしていた場合

 上記の場合で,あえて訪問客が犬に近づいて触ろうとした際に噛まれた場合

 自宅敷地内の事故で,表札のわきに「犬注意」のマークがあった場合となかった場合

 公道上で犬が突然吠えかかり,びっくりした子供が転倒して怪我した場合

 公道上ではなく,飼い主の所有権が及ぶ自宅敷地内で犬が訪問客に吠えかかったところ,訪問客がびっくりして転倒した場合

 これらのケースで過失の有無が争われた場合,被害者側としては,もともと当該動物の持っている危険性が発現した事故であること,それにもかかわらず飼い主がしっかりとした管理をしていなかったことを強調していくことになるでしょう。

 一方,飼い主側は,飼い主が当該動物の持つ危険性を防止するため,きちんと犬を管理していたこと,被害者側に犬の危険性を誘発させた事情があったことを強調していくことなるでしょう。

大宮桜木町法律事務所 弁護士小川武士
電話 048-783-3523
メール info@os-law.jp


投稿者 大宮桜木町法律事務所

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