事務所ブログ

2015年4月 6日 月曜日

離婚 婚姻費用13 別居中に支払ってもらえる生活費を正確に知りたい

質問
 私(妻)は,17歳の長男と12歳の二男を連れて別居中です。
 サラリーマンの夫の年収は税込みで400万円,パートの私の年収は税込みで200万円です。
 別居中に支払ってもらえる生活費を正確に知りたいのですが,いくらになるでしょうか。

回答
 算定表では,月額6~8万円が目安となりますが,正確に金額を出す場合,算定方式に従うことになります。算定方式の計算では,毎月の生活費は7万5333円となります。

解説
 算定方式で婚姻費用を算出するためには,まず夫と妻の基礎収入を計算します。

 給与所得者(サラリーマン)の基礎収入は,総収入から公租公課(税金),職業費及び特別経費を控除して算出します。公租公課などを控除した割合は以下の範囲となり,サラリーマンですと通常0.4でみます。

 総収入×0.35~0.43=基礎収入
 
 次に,算定方式では,基礎収入を生活費の指数の割合によって按分計算して婚姻費用を算出します。生活費の指数の割合は,生活費係数として以下のとおり基準化され,計算されます。

 親:100
 子(0~14歳) :55
 子(15~19歳):90


計算式
(1)
(夫婦の基礎収入合計)×(権利者側の生活費の係数/夫婦子供の生活費の係数)
=権利者世帯に振り分けられる婚姻費用(生活費) 
                ↓
(2)
 権利者世帯に振り分けられる婚姻費用(生活費)-権利者(本件では妻)の基礎収入
=夫から妻に支払われるべき婚姻費用分担額(年額)

 本ケースのあてはめ
(1)
 400万×0.4=160万(夫の基礎収入)
 200万×0.4= 80万(妻の基礎収入)

(2)
 (160万+80万)×(100(妻)+90(長男)+55(二男)/100(夫)+100(妻)+90(長男)+55(二男))
  =240万円×245/345
 =240万円×0.71
 =170万4000円(権利者世帯に振り分けられる年額の生活費)

 170万4000円(世帯に振り分けられる生活費)-80万(妻の基礎収入)
 =90万4000円(年額婚姻費用)
   90万4000円÷12か月
 =7万5333円(月額)

 算定方式の計算は複雑になることもありますので,弁護士に相談されるとよいでしょう。

大宮桜木町法律事務所 弁護士小川武士
(さいたま市大宮区の弁護士)
電話  048-783-3523
メール info@os-law.jp



投稿者 大宮桜木町法律事務所

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