事務所ブログ

2015年4月 7日 火曜日

少年事件8 少年事件で重視されること

 子どもが鑑別所に入れられた状況で少年審判を迎える場合、少年院送致を避けて、保護観察に付されることを目指すことが多いと言えます。
 大人の刑事事件の場合、主に量刑は事件の重大性や被害の大きさなどで判断され、被告人の生活環境などは副次的なものです。
 ところが、少年事件では、少年の生活環境等が非常に重視されます。
 大人の場合は、自分のしたことの責任は自分がとらされるわけで、ある意味単純です。しかし、大人と比べて発展途上である少年は、単純にそうは言えません。
 また、少年の健全な成長というものを重視しますので、環境が整い、少年の立ち直りが期待できるかどうかの点も重視されます。

 環境という面では、特に保護者がきちんと少年を観護、養育していくことができると裁判所が考えてくれるかは重要です。保護者は、通常、家庭裁判所の調査官と面接をしますがこれがかなり重要です。
 保護者が子どもをまともに養育していけそうにないと、軽い事件でも少年院送致になることがあります。
 他方で、事件内容や前歴等から少年院送致が相場と思える事件でも、保護者が熱心に観護を申し出て、その他の環境も整えば保護観察になることもあります。
 こういった点は少年事件ならではと言えるでしょう。

 弁護士 松島俊行

投稿者 大宮桜木町法律事務所

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