事務所ブログ

2015年4月16日 木曜日

離婚裁判8 和解

 裁判の場においても、少なくとも一度は和解による解決を試みるための話し合いをすることが一般的です。
 和解といっても、中身は調停とそれほどは変わりません。ただ、進行をするのは調停委員ではなく裁判官です。
 調停のように原告側と被告側が交互に裁判官と話をすることもあれば、双方に代理人がついているような場合は、ある程度のところは双方が同席のまま話をすることもあります。また、裁判の期日の間に代理人同士で話を進めることもあります。調停よりも進め方としては柔軟かもしれません。
 和解は、裁判の早期の段階で勧められることもありますし、尋問も終え、判決の直前のタイミングで勧められることもあります。また、早期の段階でまとまらなければ、ある程度進行してからまた試みることもあります。

 裁判になったからといって必ず判決になるわけではありません。相当数は和解がまとまります。
 調停がまとまらなかったから裁判になっているのに、また話し合いをしてもまとまるわけがないと思われるかもしれませんが、調停と裁判での和解は異なります。
 調停はあくまで任意の話し合いですが、裁判における和解では、話し合いを進める裁判官は、最終的には判決を出す立場です。言い方は悪いですが、強制力が背景にあっての話し合いなので、調停のように応じなければ終わりというわけにはいきません。
 そうした中で、予想される判決より条件が有利かどうか、任意に支払ってもらえることで回収が容易になることが期待できるか、和解すればそれで決着であり、判決のように控訴がないことから早期決着が期待できることなど、様々な要素を考慮して条件を検討していきます。

 弁護士 松島俊行

投稿者 大宮桜木町法律事務所

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