事務所ブログ

2015年5月18日 月曜日

離婚 慰謝料6 証拠がない場合の慰謝料請求

証拠がない場合に慰謝料請求は認められるでしょうか。

民事裁判では,争いのない事実は,証明する必要がありません。
つまり,争いのない事実は証拠によって裏付をする必要がなく,この点が刑事裁判と異なります。

したがって,浮気(不貞行為)の事実を相手が認めるのであれば,その他の要件を満たす限り,証拠がなくても法律上の責任は認められます。あとは損害額の話となります。

しかし,実際には,浮気(不貞行為)が「真実」でも,裁判で相手が浮気(不貞行為)の事実を認めないケースもあり得ます。

この場合は,相手がどこまでの周辺事実を認めているかがポイントとなります。

たとえば,単純化していうと,「客としてラブホテルに行き,数時間滞在した事実」は認めるが,不貞行為はなかったと主張された場合はどうでしょう。

この場合,仮に証拠がなくても,特段の事情のない限り,不貞行為が認められる可能性は高いと思われます。

というのも,ラブホテルで客として数時間滞在していれば,不貞行為が行われたと推認するのが,通常だからです。これを「経験則」といいます。

このように,証拠がない場合でも,相手が認める事実の内容によっては,裁判をたたかう余地はあります。

しかし,いずれにしても慎重な検討が必要であることはいうまでもありません。
請求する側も,される側も一度は弁護士にご相談されるのがよろしいでしょう。

大宮桜木町法律事務所 弁護士小川武士
(埼玉県さいたま市大宮区の弁護士)
電話  048-783-3523
メール info@os-law.jp



投稿者 大宮桜木町法律事務所

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