事務所ブログ

2015年7月22日 水曜日

自己破産11 破産と学資保険の行方



大宮桜木町法律事務所では,埼玉県内,東京都内にお住まいの方の破産に関するご相談をよく受けますが,法律相談のときに注意するよう心がけている財産の一つに学資保険があります。

いうまでもなく,学資保険は子供の将来の学資等のために積み立てる保険ですが,いざ調べてみると100万円を超えるような返戻金額となることがしばしばあります。

破産手続では,子供のために積み立てたからという理由で破産者の財産から外せるわけではありません。

簡単にいうと,他の財産と併せて99万円を超える額については換価の対象となり,解約などして破産管財人が管理する財団に組み入れられることになります。

たとえば,学資保険の解約返戻金額が200万円で,預貯金など他の財産の総額が19万円だとします。
この場合,200万円の学資保険解約金のうち80万円は,19万円の他の財産とともに一定の手続きを経てお手元に残せます(80万円+19万円=99万円)。
しかし,学資保険解約金の残額120万円は換価の対象となります。

換価の対象となった財産は,売却,解約などされて破産財団を構成し,債権者への配当金等に充てられることになります。

学資保険の満期時期,支払不能時期との関係で,破産申立ての時期を検討する必要がある場合もあるでしょう。

大宮桜木町法律事務所
弁護士小川武士
電話  048-783-3523
メール info@os-law.jp



投稿者 大宮桜木町法律事務所

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