事務所ブログ

2015年11月 5日 木曜日

夫婦別姓・再婚禁止期間に関する最高裁大法廷の弁論|大宮弁護士ブログ



 「夫婦は同じ姓を名乗る」及び「女性は離婚後6か月間は再婚できない」とする民法の規定が憲法に違反するか争われている裁判について,最高裁の弁論が開かれたという報道がなされました。

 何故,まだ判決が出ていない段階でこれほど大きな報道がなされるのでしょうか。
 
 日本の裁判は三審制がとられており,当然,第一審(たとえば,さいたまの地方裁判所)では弁論が何度も開かれます。
 それが第2審の高裁(控訴審)まで行くと,第一審ほど弁論が開かれることは通常ありません。
 それは,日本の裁判は続審制という制度がとられており,第二審がゼロから裁判をスタートさせるわけではないからです。
 高裁裁判官の心証次第では,一回の裁判で終了(結審)してしまうことも多々あります
 
 一方,最高裁になりますと,弁論が開かれること自体に大きな壁があります。
 憲法違反等の上告理由がないということで裁判の中身の審理に入るまでもなく(弁論が開かれることなく)上告が棄却されることが大部分といってよいでしょう。


 だからこそ,今回の裁判において,最高裁で弁論が開かれたということは違憲判決が出される可能性があり,ニュースバリューがあるのです。

 弁護士の立場からすると,このように徐々に逆転勝訴の道が狭まってくることから,第1審,第2審の判決を覆すことができたときの喜びはとても大きいことになります。

 なお,上告された側からすると,上告棄却の判決をいただかないと判決が確定しません。
 上告棄却が想定される案件であっても,結論がでるまで半年程度かかることもあります。

大宮桜木町法律事務所
弁護士小川武士
電話  048-783-3523
メール info@os-law.jp


投稿者 大宮桜木町法律事務所

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