事務所ブログ

2016年2月29日 月曜日

債務整理研修への参加|大宮 弁護士 ブログ

2月27日の土曜日,埼玉弁護士会が主催する債務整理研修に参加して参りました。
この債務整理研修には,さいたま地方裁判所の裁判官,書記官も出席され,私も毎年参加させていただいております。

裁判官のお話で興味深かったのは,破産の同時廃止手続に関する話でした。
破産法216条第1項は,「破産財産をもって破産手続の費用を支弁するのに不足すると認めるときは,破産手続開始の決定と同時に,破産手続開始の決定と同時に,破産手続廃止の決定をしなければならない。」と規定しております。

簡単にいうと,破産手続の費用を支払えるだけの財産を持っていない場合,破産開始決定と同時に破産手続は廃止されます。その後は,免責を調査する手続がとられるということを意味します。

つまり,この場合,第三者である破産管財人は選任されません。破産管財人による客観的な立場から財産の調査(財産隠しの有無)や換価(財産をお金に換えること)をすることなく,手続が終了することになるのです。

したがって,財産隠しや問題のある申立てが増えれば,同時廃止手続の制度としての信頼が損なわれることになります。申立代理人の役割が非常に大きいことを改めて学ぶことができました。

その後の書記官による申立書作成の注意点や手続選択に関するご説明も大変参考になりました。

当事務所では,破産の申立てについて,事務局に任せきりということはせず,代理人として深く関わらせていただいております。

同時廃止の案件は多数お受けしておりますが,今後とも,この手続を通じて一人でも多くの方が経済的更生(立ち直り)の機会を得て頂くためのお手伝いをしていきたいと考えております。

大宮桜木町法律事務所
弁護士小川武士
電話  048-783-3523
メール info@os-law.jp



投稿者 大宮桜木町法律事務所

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