事務所ブログ

2016年6月20日 月曜日

遺産分割の弁護士費用 法律相談を経た後でなければ算定が難しいケースが多い。

上尾市のYさんから以下のような質問がありました。

「相続の弁護士費用は,原則として自分の獲得希望の遺産を基準に計算すると聞きました。しかし,私の場合,私の希望する取り分だけで1500万円近くあります。この場合でも無条件に1500万円を基準に弁護士費用を算定するのでしょうか。」

Yさんご指摘のとおり,相続や遺産分割の弁護士費用の算定は,対象となる相続分の時価評価額となります。

1500万円が対象となる相続分の時価だとすると,着手金は84万円(税抜),報酬金は168万円(税抜)となります。

しかし,争いの内容如何によっては,1500万円を基準に弁護士費用を算定すると弁護士費用が不相当に過大となりかねません。

そこで,日弁連旧報酬規程は,「分割の対象となる財産の範囲及び相続分について争いのない部分については相続分の時価の3分の1の額」を基準に弁護士費用を算出すると規定しております。大宮桜木町法律事務所でも上記基準を目安とさせていただいております。

ご質問のケースで,上記3分の1の基準に当てはまる場合には,弁護士費用は以下のようになります。

(1500万円×1/3)×5パーセント+9万円=34万円(税抜)
(1500万円×1/3)×10パーセント+18万円=68万円(税抜)

 なお,弁護士にご依頼される以上,全く争いがないケースは少ないですので,どのような場合に相続分を1/3にするかどうかは,法律相談の際に弁護士にご相談下さい。

 その意味で,遺産,相続及び遺産分割のご相談は,まずは法律相談を行い,どこにどのような争い,法律上の論点があるか検討する必要があるといえます。
 ですから,弁護士費用を算定するためにも,まずは法律相談をご利用いただくことになります。


 Yさんから,「早速相談してみます。」との回答がありました。

さいたま市遺産分割のご相談は
大宮桜木町法律事務所
弁護士小川武士
電話  048-783-3523
メール info@os-law.jp


投稿者 大宮桜木町法律事務所

カレンダー

2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30