企業法務

2016年7月27日 水曜日

円滑な後継者への引継ぎのために


先日,中小機構主催の事業承継セミナーに参加して参りました。

中小企業では,社長の相続等を原因としてトラブルが発生することがあります。
たとえば,社長のやり方に不満を持っていた同族会社の他の役員である相続人が,相続人である社長の配偶者との間で熾烈な争いを起こす場合が挙げられます。遺産の争いをきっかけに会社の株式や不動産などの資産が散逸し,企業価値を弱めてしまうケースもあります。

事業承継というと,大企業のM&Aや事業譲渡を思い浮かべる方が多いかと思いますが,必ずしもそうではありません。むしろ,紛争を避けるために,中小企業こそ後継者による円滑な承継者の準備していく必要があります。

本日のセミナーでは,統計をもとに事業承継の必要性を認識するとともに,法制度の再確認や埼玉県内の相談体制を知ることができ,有意義でした。

大企業ですと,民間の事業承継を専門とする会社が多額の手数料のもと関わっていきますが,中小企業ですとそのようなわけにはいきません。その結果,必ずしも適正と思われない業者がコンサルタントとして間に入っている現状もあるところです。

そのような中,埼玉では,平成28年1月から公的な団体である「埼玉県事業引継ぎセンター」が発足しております。
今後,事業承継の分野でも,他の士業や専門家とともに弁護士が関わる場面は増えていくものと思われ,大宮桜木町法律事務所でもそのような受け皿となれる研鑽を積んでいきたいと思います。


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大宮桜木町法律事務所
弁護士小川武士
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投稿者 大宮桜木町法律事務所