遺産相続

2014年10月 2日 木曜日

相続放棄5 相続人が不存在となった場合

 配偶者、子ども、親、兄弟姉妹など全ての人が相続放棄をすると、相続人がだれもいないということになります。
 相続人がだれもいないと相続財産の扱いはどうなるでしょうか。
 本来は、家庭裁判所により相続財産管理人が選任され、管理人により財産の清算が行われるということになります。
 通常は弁護士が選任されます。
 その管理人が不動産などの資産があれば売却してお金にして、支払える範囲で負債を支払うなどします。
 ただ、管理人をつけるにも費用がかかります。
 費用を賄えるだけの相続財産があればいいですが、これといった資産もない場合などは結局はそのままになって相続財産が宙に浮くということも多いかと思います。

 弁護士 松島俊行

投稿者 大宮桜木町法律事務所 | 記事URL

2014年10月 1日 水曜日

相続放棄4 相続財産の処分と相続放棄

 例えば父親が亡くなり、相続放棄をしようという場合には、してはいけないことがあります。
 代表的な行為としては、亡くなった方の財産を売却するなど処分してしまうことです。
 相続放棄するということは、亡くなった方の財産について相続人としてどうこうすることはできなくなるということです。
 逆に言えば、亡くなった方の財産を売却などした以上、その人は相続人でなければならないということです。
 そのため、こうした行為をすると相続することについて承認したとみなされてしまいます(法定単純承認)。
 相続放棄をするにしても、家庭裁判所に放棄の申立をする以外にもこうした注意すべき事項があることを忘れないようにする必要があります。

 弁護士 松島俊行

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